永遠のカレッジアイテムのひとつであるスタジアムジャンパー、通称“スタジャン”。本場アメリカでは、スポーツの試合や大会で優秀な成績を収めた学生だけが着用できることから“アワードジャケット”と呼ばれ、多くのスポーツマンから長年愛されてきたアイテムです。
しっかりとゆとりを入れたシルエットが特徴的なアワードジャケット。
ゆったりとしつつも、上質なメルトンとインディゴホースレザーを使用しているので、シックに決まるジャケットです。
ボトムにワイドシルエットを合わせてもきれいにまとまります。
生地は、別注で作成したニットメルトン生地と、馬革をインディゴ染めした、インディゴホースレザーを使用しています。Pコートなどに使用されるメルトン生地は、一般的には織の組織の生地を使用しますが、こちらはスウェット等と同じ丸編みで作られています。編地の場合編み用の糸を使用しますが、このジャケットの生地は織物に使う糸で限界まで度詰めして編んでいるので、柔軟性と防寒性両方を兼ね備えています。また、織物同様の縮絨加工でメルトン仕上げをしています。
こちらの原皮となる馬革は柔らかくしなやかなことが特徴の素材です。牛皮に比べて傷があり、染色時に馬革特有のムラが出ますが、人工的ではない、革本来の自然な味わいを楽しむことができます。鞣す段階と、染める段階の2段階でOIL を加えて仕上げる「2加脂」という工程で仕上げられたしっとりとした質感と、程よい光沢が特徴です。着込んでいくとデニムの色落ちとはまた違った、エイジングを楽しんでいただけます。
OLD ENGLISH フォントの「B」 をサガラ刺しゅうのワッペンで表現しました。ゴシック体のカジュアルでスポーティーな印象とはまた違った、大人っぽい雰囲気です。
素材にこだわることで、身体になじみやすい質感になっています。
裏地には滑らかな肌触りのマイクロムートン生地を使用しています。通常アワードジャケットの裏地はキルトが多いですが、より上質な雰囲気と着心地の為にマイクロムートンにしています。防風性、防寒性を高める為に表地のメルトンと裏地の間に更に1枚ポリエステルの生地をウインドストッパーとして挟んで3層構造にしています。(身頃のみ)
使い勝手の良さも重視して、裏側の両サイドに内ポケットを付けています。
袖口のリブに親指を入れられるサムホールをいれています。手袋が無い時のハンドウォームに。また、ポケットの中もムートン生地なので防寒にも優れています。フロントのポケット口はデニム生地を使用しています。エイジングを楽しめるように、中にもう1枚薄手のデニム生地を重ねて、長年着込んで擦れて破けた時に中からデニムが出てくる仕様にしています。
バックスタイルも同じく、メルトン生地を使用。