ワッシャー加工が施されたナイロンツイルを表に、裏地には発色の良いサテンポリエステルを用いたリバーシブルタイプのMA-1。
緊急不時着の捜索が容易になるよう、裏側には目視性の高いカラーが採用されますが、N2-Bのような光沢感を意識しその表情にまで拘りました。
裏表50:50で着れるよう、ブラック×オレンジ、そしてネイビー×ブルーとあまり見かけない組み合わせを採用。リブはアクリルウールの段リブ仕様で、袖にはユーティリティーポケットと細部も抜かりなくリクエスト。
フライトジャケットとして誕生したMA-1は、航空機のシートに座った際、お尻と腰の間に生地が挟みこまれないよう裾のリブが非常に強いのが特徴です。
これは強すぎない塩梅の裾リブに収めることで、程よく丸みのあるバランスの取りやすいシルエットに仕上げました。ジップは名門CONMAR ZIP。ミリタリーとワークが融合した、無骨だけど使いやすいアウターです。
サンプリングソースは冷凍室での作業時に着用するワークウェア。
それをUSボディ特有の硬い質感ではなく、柔らかいソフトなナイロンで再現しました。
中綿は、軽量ながら高い保温性を発揮するTHERMOLITEを採用。
すっきりした襟元で、1枚着はもちろん真冬にミッドレイヤーとしてインナーに使用するのもお勧めです。必要に応じて丸っこいシルエットで着れるよう、裾にはドローコードを完備。フロントの開閉もジップではなく必要最小限のスナップボタンにすることで、折りたたんでの持ち運びまで視野に入れました。
そして、SAND、PURPLE、CHARCOAL、BLACKの4カラーは同素材でパンツもご用意しました。
テーパードの効いたスッキリとしたシルエットで、裾にはジャケット同様ドローコードを完備。
定番から目を引く意外性あるカラーまで。中々見かけない組み合わせのセットアップをどうぞ。
1980年代のサンフランシスコ。
パンクスやローカルなスケーターに始まり、時にスティーブマックイーンやクリントイーストウッドといった著名人まで。多くの人に愛され、次第にその名が広がるカップショルダージャケット。
ダービージャケットの呼び名自体は、derby of sanfrancisco社のブルゾンが由来と言われ、ゴールデンゲートブリッジが描かれた同ブランドのタグを見たことある方も多いと思います。
バランスが取りやすいよう細かくパターンが調節されたカップショルダーや、ゆとりある身幅に対して少し短めの着丈といったサイズ感の部分は昨年と変わらず。
そして煌びやかなイメージのある裏地を、表地と同系色や落ち着いたトーンのペイズリーにすることで、theアウトローな当時の匂いを残しつつどことなく大人な1着に仕上げました。
糸の内部が空洞になっていることで内側に空気が溜まりやすく、軽量でありながら高い保温性を発揮するTHERMOLITEという中綿が入ります。
インナーを調節することで3シーズンで着れる優れものです。
昨年大変ご好評いただいたTOWNCRAFT×HIGH! STANDARDのシャギーシリーズ。
全6色展開とパワーアップしたカーディガンに加えて、今年はクルーネックセーターも同色展開でご用意しました。
素材はウールではなくアクリル。 編地を引っ掻き長い毛足と光沢を作り出す“シャギー加工”は、まるで60~70年代のウールモヘアのような雰囲気を作り出します。
チクチクしない肌触りの良さと気兼ねなく洗える点はアクリルならでは。次第に粗くなる表情まで楽しむことができます。
そして今年も裏地に着目しました。 異なる複数色の糸を使うことで鮮やかなカラーリングの裏地を表現。まばらなネップが表にまで姿を現すだけでなく、ひとたび裏返せば2トーンのニットが誕生します。
TOWNCRAFTの持つ高い技術力によって完成した、HIGH! STANDARDらしいガシガシと着れるニット。
ストア系ワークブランドの代名詞的存在でもあるフランネルシャツ/パンツを、同社のアーカイブを参考にしながら共作しました。
ループカラーといえばオンブレのイメージもありますが、シンプルにフランネルのチェック。
袖の長さや襟の角度などにも拘り、袖を通した瞬間にハマりが分かる1枚に仕上げました。少し短めの着丈で気分な部分を表現しましたので、あとは安心して柄だけを選んでいただければと思います。
そして、NATURAL/GREEN/BROWNは3色は同柄のパンツも作りました。分かりやすく言うと、チェック柄のシェフパンツです。
今年はこんな感じの緩い雰囲気が気分な方も多いのではないでしょうか。
シルエットは太すぎず細すぎずの万能シルエット。古着のシェフパンツはバックポケットの無い物も多いですが、前後でしっかり4つのポケットがあってウエストはゴムで楽に。
とにかく肌触りの良い生地ですので、ストレスなく気持ちよく履いていただけます。
ON/OFFのどちらにも対応できる、ワークパンツのようなスラックス。
通年で履けるよう、凹凸感ある表地ではなくフラットな生地感で仕上げました。
綺麗にも、そして時に”無骨”にも振れる万能の1本で、トップスやシューズを選ばないシルエットも拘りの一つです。
ウエストはベルトループの他、調節の容易なストリングスが入ります。
GREY、BLACK、NAVYとカラーも真っ向勝負な3カラー展開。
365日をともにできる、これぞSTANDARDなパンツです。
スウィングトップの相性でも親しまれるドリズラージャケット。
一見なんてことないシンプルなジャケットですが、コットンナイロンの表地になんといっても内側のフリース。厚すぎない適度なボリュームのフリースをライニングにすることで、軽い質感ながら高い防寒性を実現させました。
アームの太い中着を仕込めるよう、腕回りはゆとりを持たせただけでなく、腕部分のみフリースの付かない仕様に。これによりインナーが中で詰まることなく容易に脱ぎ着することができます。
チンストラップを用いることで、立ち襟での着用も可能です。
ブラックにはオレンジ、ネイビーにはブルー、オリーブにはパープルとワークウェアのようなインパクトあるカラーリングにも注目。
少し厚手のウールのような温かみのあるシャツを、気兼ねなく洗濯ができるようポリエステルで作りました。
1010254 60s ROOP COLLAR FLANNEL SHIRTと同様のパターンを採用し、ややゆったりとした身幅に対して、着丈は少し短めのボックスに近いシルエットで着ていただけます。
アームホール/袖付けは巻き縫いで仕上げ、クラシックな表情にどことない緩さを加えました。
落ち着いたトーンのブラックの他、アウターが暗くなりがちな冬にお勧めのベージュとブルーの2色。
同素材のシェフパンツ〈1010257 / TOWNCRAFTxHSD TC24FW-07SL HEAVY CHEFPANTS〉とのセットアップもお勧めです。