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13ozの厚手の表地に対し、裏地は一切起毛していないパイル地。
”ガシッとした質感なのに軽い”。この違和感こそ、HIGH! STANDARDが求めていた雰囲気です。
中に折り込むことで着丈を調整できるよう少し強めの裾リブをリクエストし、生地が自然に落ちるよう肩はラグランスリーブで仕上げました。13ozのスウェットを着ているとは思えない、肩の力の抜けたリラックスフィット。
生地の織り目(=ウィーブ)を逆転させることで水通しによる縮みを防ぐ、通称”リバースウィーブ”仕様。両サイドにリブを付けることで、反対側(=身幅)への縮みにも備えています。
このサイドリブは、腕周りの可動域を確保し動きやすさへの補助という役割も同時に担っています。故に、地厚な生地を用いているこのスウェットには欠かせない仕様の一つ。
ここ数シーズンご好評いただいている、切りっぱなしのような裾が特徴的なインラインモデルとサイズ感は変えず。ゆとりある身幅に対し、着丈は少し短めのボックスシルエット。
一見何の変哲もない両脇リブのリバースウィーブスウェットですが、厚手+裏地パイル+ラグランとこれらが揃うのは非常に珍しく、ここにオールシーズンで着用できるヒントが隠されています。
生地が立つような立体感は厚手のスウェットにしか出せない雰囲気ですが、裏が起毛していると秋や春先は少し暑く、加えて腕周りが膨らむ分上に羽織るものも選んでしまいます。
見た目より遥かに軽くて着やすく、アウターを選ばないこのスウェットは、四季がなくなりつつある今の日本の気候にピッタリではないでしょうか。
背タグには、別注を示すHIGH! STANDARDのオリジナルタグ。
クルーネックスウェットに改めて向き合うことで見えてきた、今の感覚で着たい理想像と新たなスタイルの追求。これらを形にするべく、経験豊富なWALLA WALLA SPORTと手を組み、新たなクルーネックスウェットを作りました。