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WORKERS' LACE UP PULLOVER

US NAVYのアノラックパーカや漁師が着ていたスモックなど、過酷な環境に身を置く人々のために作られたアイテムは、タフで機能的で趣深い。それをイメージソースに、現代のライフスタイルや着こなしにマッチするようモディファイされたプルオーバーが届きました。様々な魅力が詰まったアイテムについて、スタッフによる解説とともに掘り下げます。

―軍物やワークウェアのタフなアイテムをソースにしながら、どの部分を現代的にアップデートしました?

「本来のUS NAVYのアノラックパーカや漁師のスモックは、防水加工のゴム引き生地や厚手でヘビーなツイルなど、環境に応じて防寒性や耐久性を重視し、頑丈に作られています。しかしそれらの生地や仕様は、今の私たちが街中で着るには少し使いづらく感じられることも。そこで軍物やワークウェアの持つムードは残しながら、カットソー生地で表現することで、タウンユースに取り入れられるうえ、着こなしに一味違ったアクセントを加えられる1枚に仕上げました」

―色や風合いには、どのような変化が期待できますか?

「日々洗いを重ねること、濃くインディゴ染めされた生地の色が淡くなり、肌当たりも柔らかく馴染んでいくので、買った後に育てる楽しさがあります」

―サイズ選びのポイントはどこですか?

「レギュラーフィットのサイズ感を生かして、ジャストで着るのもおすすめですが、ワンサイズアップして、少しルーズに着こなしてもこなれた雰囲気が出ると思います。
程良く厚みのある生地なので、秋冬はシャツの下に取り入れることで襟元から覗くレースアップ部分がアクセントになりますし、春夏は1枚で主役として着られるので、1年を通して使い勝手が良いアイテムです」

―生地には、どのようなこだわりがありますか?

「本来は分厚く耐久性に優れたTシャツ地やスウェット地を使って作られますが、表面に独特の表情があるカットソー生地を使いました。太番手でムラのある空紡糸(空気の圧力により繊維を糸状に撚り合わせる方法で作られ、繊維の間に空気を含むためボリュームが出る糸。編むことでざっくりとした硬めの生地に仕上がり、吸水速乾性に優れる)を2本撚り合わせた双糸を、限界まで度詰めして、さらにインレイ(生地にふくらみを出し、保温性を高める編み方)組織で編みたてることで、表情のある見た目とシャリ感、程よい肉感のある丈夫な生地になります。そのおかげで形崩れもしにくく、ワークウエアモチーフのアイテムなど合わせても相性抜群です」

―ディテールのデザインを生かした着こなし例について教えてください。

「ポイントとなる首元のレースアップですが、抵抗がある人はインナーにTシャツを合わせたり、ワードローブにあるアイテムと合わせて様々な、自分だけの装いを楽しんで欲しいです。レースアップのアイテムは着たことがないという方は少し抵抗があるかもしれませんが、着てみると意外に取り入れやすく、着回し力を感じてもらえると思うので、ぜひ手に取っていただきたいです」

その他着用アイテム:SWEATPANTS ¥14,000+tax / OVERALL¥31,000+tax